ただの日記

毎日が週末

2020/04/06

今日も1週間ぶりの外出をした。
毎週恒例、1週間の買い出しである。
家族と住んでいるため、普段は料理をしない生活を送っていたのだが、今週は料理をしてみようと決めた。
料理をするのは好きだ。料理をしている間は余計なことを考えなくて済む。学生の頃のストレス発散方法はキャベツをひたすら千切りにすることだった。そしてその次の日にはサンドイッチにして全部食べた。お陰で、キャベツの千切りは出来る方だと思っている。
買い出しをするにあたって、まずは1週間の献立を決めようと思った。ところがどっこい、私は食へのこだわりが全く無い。皆無。毎日同じものを食べても飽きない。何なら食べなくても良い。家族と生活している以上、共に食卓を囲むという暗黙の了解は避けられないので、きちんと3食頂いているが、正直お腹がすいていない時だってある。お腹がすいた時にようやく何かを食べようという気持ちになって、その辺にあるゼリーやらフルーツグラノーラやらを食べてお腹を満たせたら、それで私は十分満足だ。
そんなわけで全く献立が考えられない。毎日、主菜1品に副菜2品が付いて出てくるご飯を感心しながら食べていたけれど、今日はよりその気持ちが強まった。あれだけの種類を毎日食べられていて私は相当な幸せ者だ。
では、こんなに食への関心が薄いのに、私は何故料理をすることが好きなのだろう。
答えは、弟と妹がリクエストをしてくれていたから、である。
テレビで見た料理、聞いたことのある料理を、私が食べたことなくても、あれ作って、とお願いしてきて、私に作らせては美味しいといって食べてくれる、弟と妹のおかげだった。
そして、その私が作った試作品を完成させて、料理へと変えてくれていたのが、元料理人の父だったのだと、最近になって知った。ここに来て、家族の有難みもわかった。

今一緒に住んでいる家族と相談しながら献立を決めて、その食材を購入した。
美味しいと言ってもらえるかは分からないが、久しぶりの料理に、正直ワクワクしている。

ここで腕を上げて、またいつか、弟と妹にも手料理を食べて貰えたら、私は世界で1番の幸せ者になれるに違いない。